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動物看護師は国家資格じゃない?獣医師との違いや仕事内容まとめ

更新日:2023-01-20

動物看護師は国家資格じゃない?獣医師との違いや仕事内容まとめ

「動物が好きなので、動物病院で働きたい!」

「獣医師は難しいけれど、動物看護師として専門の医療機関で働きたい。」

と考えている人はいませんか?

実は動物看護師には、人間の看護をする看護師のような国家資格はないのです。

そこで今回は、動物看護師になるために必要な勉強や民間の資格について詳しく紹介していきます!

この記事を読めば、大好きなペットの命を救う現場で働くための仕事内容が分かります。


ペットに関する資格おすすめの通信講座

動物看護師に国家資格はない!

動物看護師は国家資格は不要

まず大切なポイントは、動物看護師には国家資格が存在しないことです。

国家資格が存在しないのは命に携わる現場で意外なような気がしますが、動物看護師には一般の看護師とは業務内容に大きな違いがあるからなんです。

それは、人間を相手にする看護師が注射や採血、カテーテルの挿入、痰の吸引など様々な医療行為を行うのに対し、動物看護師はあくまでも獣医師の補助的業務にとどまっていることの違いです。

動物看護師の具体的な勤務内容は別な項で詳しく説明するとして、ここでは動物看護師は国家資格は必要ないということだけ覚えておいてください。

動物看護師は民間資格を取っておくと便利!

動物看護師になるのに必要な国家資格はありませんが、民間で取得できる資格を持っていると求人募集の際に有利になります。

実は動物看護師の資格は、多くの民間団体が様々な資格を用意して対応していました。

背景にはペットを飼う世帯が増え、動物病院が軒並み建ち、獣医師補助の仕事への需要が増加したことにあります。

しかし、あまりにも規定やスキルに違いがある資格ばかりが増えてしまったため、2012年に5団体が協力して1つの動物看護師の認定資格を作ったのです。

このことによりバラバラだった動物看護師の資格が統一され、雇う側の獣医師や動物の家族への信頼度が増しました。

そこで今回紹介するのが、もっとも信頼性が高く需要が多い「認定動物看護師」です。

認定動物看護師の詳しい内容

認定動物看護師は、筆記試験に合格すれば取得できますが、専門の学校で一定のカリキュラムを受けることが受験資格になります。

その他に動物看護師になるための資格には、「小動物看護師」と「動物衛生看護師」があります。

どちらも犬や猫などのペットの飼育や診療の現場で、疾病予防のための知識を学んだり、医療の世界で獣医師の補助としてフォローできるスキルを身につけることができます。

ただしいずれの民間資格も、協会指定のカリキュラムの受講経験や動物看護専門学校の卒業見込み証明が必要なのが特徴です。

「通信講座だけでは取れないのか・・・」とがっかりする人もいるかもしれませんが、いざ現場に出た時にはある程度動物への対応スキルがないと務まらない仕事内容です!

このように民間資格を取得する過程を経験しておけば、動物看護師以外にも動物に関わる様々な仕事への就職に有利になります。

こんなにある!動物看護師の仕事内容

動物看護師の仕事内容

さてここでは、実際に動物看護師の正社員がどのような業務をこなしているのか?具体的な仕事内容について紹介していきます。

受付業務

まず大切な仕事内容は、外来患者(ペットとその家族)の受付業務です。

獣医師が診療に集中できるように、家族との橋渡しは動物看護師の重要な仕事です。

一口に受付といっても、新規患者のカルテの作成やファイリング、会計業務など仕事内容は多岐に渡ります。

電話番もこなさなくてはいけないので、病院によっては受付業務と診療補助のスタッフを分けている所も多いです。

当然、ペット保険に対する知識も必要になってきますし、大前提としてコミュニケーション能力と数学的計算能力が求められます。

診療現場の衛生管理

外来のペット同士の感染症を防ぐことも、動物看護師の大切な仕事内容です。

なぜなら人間の医療現場よりも、個体の違い、散乱する毛、糞尿、ノミなどの虫や寄生虫などの量が多いからです。

これらの疫病を防ぐためにも、日ごろから院内や使用する医療itemの徹底した衛生管理も動物看護師のお仕事内容になります。

言われなくても万全に診療できる状態を整えておけば、家族からも獣医師からも信頼されます。

診療行為の補助

もっとも診療の現場に近い業務です。

この業務に携わることをイメージしている人も多いかもしれませんね。

理想のイメージとの違いを補足するとすれば、人間の看護師や歯科衛生士のように自らが患者の身体に医療行為を施すことはないということです。

実際には、暴れる動物を抑えたり、怯える動物をなだめたりして獣医師が安全に治療できる補佐が主な仕事内容です。

それ以外には、検温や身体の測定、傷口、治療跡の消毒があります。

獣医師が使用するitemの準備や片付けも動物看護師の業務で、診療の流れに沿って使う器具を手渡さなくてはいけない場面もあるので、ある程度の治療行為の知識も必要になります。

家族への説明、獣医師への伝達

最後に紹介するのは、動物看護師としてのスキルの違いが一番出てくる仕事内容です。

獣医師のフォローに徹することが動物看護師の重要な業務とお話してきましたが、次々と動物の診療をこなしていく獣医師に替わって、家族にお薬の注意点や日常生活のアドバイスを行っていくことが、とても大切な仕事です。

いわば動物家族と獣医師のパイプ役ですね。

忙しい医師に替わって家族の不安や疑問点を和らげていく気づきが求められます。

またどんな些細なことでも、動物の情報を共有していくことも大切ですね。

まさしく自分の判断で、どれだけ家族や先生のために隙間を埋めていける配慮が可能か?が、本当にデキる看護師と、言われたことだけをこなす看護師の違いになります。

以上が動物看護師の仕事内容です。

これ以外にも入院やペットホテルの施設が併設されている病院では、さらに多くの業務が追加されるでしょう。

獣医師と動物看護師の大きな違い

動物看護師と獣医師の違い

ここまでのお話でも分かるように、そもそも獣医師と動物看護士には仕事内容に根本的な違いがあります。

それはズバリ、医療行為ができるかできないかの違いです。

ご存知の通り、獣医師になるためには専門の大学での履修経験(6年間)と国家資格の取得が必要です。

合格率が低く難易度が非常に高いことでも有名ですね。

一方動物看護師は、国家資格も必要なければ、民間のカリキュラムを受講して協会の資格を取得することで就職の道が開けます。

直接医療行為こそ行えないものの、大好きな動物の命に関わる現場に従事するには、獣医師よりも近い道のりで夢を叶えることができるのが、1番大きな違いです。

動物看護師になる方法

動物看護師になる方法

動物看護士の具体的な仕事内容が分かったところで、動物看護師になるための3つの道についてお話します。

動物看護師になるためには、専門学校・大学・通信講座の3つの方法があります。

専門学校

ペットに特化した専門学校が日本にはたくさんあり、年々その数は増えてきています。

学科もいくつかに分かれていて、希望する就職先に合わせて卒業するまでに必要な資格を取らせてもらえます。

実際に動物病院と提携している学校も多く、現場での実務体験を行うカリキュラムも用意されています。

大学

獣医学や畜産・酪農系の大学で、より専門的に動物看護について学ぶことができます。

難易度の高い知識を習得することができるのが特徴で、家庭用ペットに収まらない枠の動物看護のスキルを身につけることができます。

就職の幅も広く、動物園や水族館・保健所や保護団体・日本の食・絶滅危惧種などに携わる大きな任務に同行する動物看護師を目指す人におすすめです。

通信講座

もっとも動物看護師になるための敷居が低い方法です。

だからといって簡単に資格を取得できるわけではありません。

学校に通っている人に比べて実践の場が少なくなってしまうことも、不利になってしまうことはあります。

しかし、働きながら動物看護の道を目指している人にとっては強い味方です。

効率よく学ぶことができ、専用のカリキュラムに手厚い講座を選ぶことで、最短で動物看護師の道に進むことができます。

動物看護師の仕事内容と獣医師との違いまとめ

動物看護師の仕事内容や、獣医師との違い、なるための道順について紹介してきました。

具体的なイメージを持つことはできたでしょうか?

1番大切なことは、「動物が好き」「助けたい」という献身的な気持ちかもしれません。

あなたの動物に対する愛情を、ぜひ動物看護師の職業で生かしてください。

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