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トリマーの給料・年収はいくら?仕事内容や給料のあげ方についても解説

更新日:2023-04-15

トリマーの給料・年収はいくら?仕事内容や給料のあげ方についても解説

「トリマーの給料・年収は安い?高い?」
トリマーについて気になっている方は、特に給料について知りたいと考えているのではないでしょうか?

生きていくために何事もお金は重要なので、自分がやりたい仕事の給料についてあらかじめ把握しておきたいですよね。

こちらの記事では、トリマーの給料・年収や仕事内容、給料の増やし方などについてご紹介します。

トリマーの仕事内容や就職先は?

眼鏡をかけた犬

トリマーの給料について見ていく前に、トリマーの仕事内容や就職先について知っておきましょう。

仕事内容をある程度理解しておくことで、給料に見合っているかそうでないか判断できるようになるでしょう。

こちらでは、トリマーの仕事内容や就職先、必要な要素についてご紹介します。

トリマーの仕事内容

トリミングの一連の流れ

  1. 飼い主の要望をヒアリング、カルテ作成
  2. グルーミング(体調管理、爪切りなど)
  3. シャンプー、リンス
  4. ドライング、ブラッシング
  5. 全身カット

トリマーの仕事内容は、ペットの「美容と健康の維持」といわれています。

トリマーは、トリミングを通じてペットにたくさん触れるため、身体の異変に気付きやすく、病気の早期発見などにも貢献できます。

トリマーの仕事は、要望通りのトリミングで飼い主(依頼主)に満足してもらうことが目的なので、飼い主とのコミュニケーションを良好に保つこともトリマーの重要な仕事とされています。

トリマーに必要な要素

一般的にトリマーに必要な要素は、「犬や猫など動物が大好き」「職人気質」の2つとされています。

トリマーは、犬や猫など人間の言葉が通じない動物を相手にする仕事なので、トリミング中に嚙まれてしまったり、威嚇されてなかなかトリミングできないなど大変なことが多いです。

思い通りにペットが言うことをきいてくれないと、イライラしたり耐えられなくなってしまうことも考えられるため、「犬や猫など動物が大好き」な人が大前提です。

また、トリミングは人の手から価値が生まれる「技術」であるため、技術を探求する「職人気質」はトリマーに必要な要素です。

トリマーの就職先

トリマーの就職先は、ペットサロンだけでなくペットショップ、ペットホテル、動物病院があります。

それぞれの職場で求められるスキルは異なるため、トリミングのみならず働き先で求められる知識を身に付けましょう。

トリマーの就職先:例
ペットショップ ペットショップは、個人経営の小規模なものから、大手チェーン店のものまであります。
売りに出されている犬や猫のお世話やトリミングはもちろん、販売員として働くことも求められます。
ペットサロン ペットサロンは近年増えてきており、主にペットのトリミングをする専門店です。
ペットの美容に業務内容が特化しているので、トリマーとして力を発揮しやすい働き口です。
ペットホテル ペットホテルは、ペットを飼っている人が旅行など出かける際に一時的に預けるペット専用ホテルです。
近年ペットサロンがペットホテルのサービスを始める事例が増加してきています。
動物病院 ペットの病気やけがを治療するのは獣医の仕事ですが、病気やけがをする前に兆候をチェックするサービスを始める動物病院が増えました。
ペットの身体の異変についてチェックするのはトリマーの仕事内容に含まれるので、動物病院で活躍するトリマーは増えてきています。

トリマーの給料・年収はいくら?

お金

トリマーの全国の平均給料(月)は大体27万円とされており、日本の平均32万円と比較すると低いです。

トリマーは正社員だけでなく、アルバイトや派遣社員として働いている方も多く、それぞれ給料に差があります。

こちらでは、トリマーの平均給料やなぜ給料が安いのか、その理由についてご紹介します。

トリマーの平均給料

トリマーの平均給料について
正社員の平均年収 約321万円
アルバイトの平均時給 約999円
派遣社員の平均時給 約1,129円

トリマーの給料は、正社員の平均年収が約321万円、アルバイトの平均時給が999円、派遣社員の平均時給が1,129円です。

正社員の場合、初任給は大体15~18万程度とされており、日本の水準で考えると給料は低いといえます。

ただし、多くの顧客を抱えている人気サロンでは、需要がある分給料にも期待ができるでしょう。

ボーナスや家賃手当など、福利厚生が充実している職場もあるので、就職する際は慎重に求人情報を調べることをおすすめします。

条件付きトリマーの給料

トリマーの条件付き給料一覧
条件 年収 全体比 時給(ア) 全体比 時給(派) 全体比
40代 373万円 +16% 950円 −5%
Wワーク 999円 0%
医師 337万円 +5%
306万円 −5% 999円 0%
未経験 294万円 −8% 999円 0% 1,104円 −2%

未経験の項目を見ると、年収が300万円を下回っており、実際に安い給料で働いている事が分かります。

一方で、40代の平均年収は未経験と比較して高いことがわかります。

これは、トリマーとして経験や実績、技術など認められ、リピーターを獲得している40代トリマーが多いからと考えられます。

また、医師の年収がわずかに高くなっていることも考慮すると、トリミング技術以外の関連専門スキルを身に付けることで給料は上がるとも考えられます。

トリマーの給料が低い理由は?

トリマーの平均給料・年収は安い理由は、決して経営者からの還元率が低い訳でも需要が少ない訳でもなく、「売り上げが作りにくい」ことが原因です。

例えばペットサロンの給料では、自分が作った売上金から税金やトリミングに必要な原価、雑貨費などが差し引かれて手取となります。

トリマーは、犬や猫など言葉の通じない動物を相手にする仕事なので、所定の時間内に業務が終わることが少なく、業務に見合った料金が発生しません。

このように、時間効率が悪い点・料金も決まっている点から、売り上げが作りにくく給料が安価になっていると考えられます。

トリマーの給料の増やし方は?

スキルアップ

トリマーは給料が安い職業とされていますが、自分の努力次第で増やせる職業でもあります。

なかなか給料が増えないと働くモチベーションの低下などが考えられるため、トリマーを目指すなら収入を増やす方法は知っておきたい情報なのではないでしょうか。

こちらでは、トリマーを目指す方に向けて、代表的な給料アップの方法について2つほどご紹介します。

トリマーの給料の増やし方

  • リピーターを増やして売り上げアップ
  • 自分のサロンを立ち上げる

給料の増やし方①:リピーターを増やして売り上げアップ

トリマーは、リピーターを増やすことでサロンの売上が上がり、給料が増えるといわれています。

サロンによっては担当の飼い主(依頼主)から指名を受けるとインセンティブが付くところもあるため、給料のシステムに関しては十分下調べが必要でしょう。

リピーターを多く獲得するには、高いトリミング技術で飼い主(依頼主)に満足してもらう必要があるため、技術を常に磨くことを意識しましょう。

給料の増やし方②:自分のサロンを立ち上げる

トリマーが給料を増やす手段の2つ目は、自分のサロンを立ち上げることです。

いわゆる独立・開業をして、経営者として大幅な給料アップを狙う方法です。

どこかのサロンに雇われてリピーターをできるだけ多く獲得し、自分自身のサロンを立ち上げた時に顧客になってもらえるように努力しましょう。

サロンの経営方法やリピーターの獲得など、独立・開業の手順はどこかのサロンに雇われて学ぶのが一般的です。

フリーランスとして活動するのもあり

大きく自分のお店を構えず、飼い主(依頼主)の自宅に出向いてトリミングする「出張トリマー」という働き方が近年増えてきています。

中にはトリミングができるようにワゴン車を改造し、依頼先まで出かけてその場でトリミングをするサービスなど、工夫して活動するフリーランスのトリマーは多いです。

給料が増えるかは自分の頑張り次第ですが、自由度が高く初期費用も抑えられるメリットがあります。

トリマーとして働き先を選ぶ際の注意点は?

チェックリスト

トリマーの給料は、自分の努力次第で伸ばせることが分かりました。

しかし、未経験や新人トリマーは、技術を身に付けるまで苦しい生活になることが予想できるため、より良い働き先の選択は重要でしょう。

こちらでは、トリマーとして働く先を選ぶ際の注意点についてご紹介します。

注意点①:福利厚生

注目すべき福利厚生

  • 有休がしっかりとれるか
  • ボーナスが多いか
  • 残業が少ないか
  • 社会保険の有無

トリマーを目指して就職や転職をお考えの方は、上記のような福利厚生がある職場を選ぶと良いでしょう。

大手ペットショップや人気サロン、動物病院は福利厚生が整備されている事が多いですが、個人経営サロンには特に注意が必要です。

未経験や新人トリマーの給料は安いので、福利厚生が整備されていない職場だと働き続けることが困難になる可能性もあります。

入社前にしっかり会社について調べ、わからないことは問い合わせるなど慎重に行動する事をおすすめします。

注意点②:ノルマの有無

ペットサロンやペットショップでは、「毎月○○円以上の売り上げを作らなければならない」等のノルマを課される店舗もあります。

個人目標をつけられると精神的に追いつめられてしまい、トリマーとして働き続けることが困難になることも考えられます。

就職の際、面接時の逆質問でノルマの有無について質問できるはずなので、ここで確認する事をおすすめします。

トリマーになるには資格は必要?

ハテナ_犬

トリマーとして働くために資格が必要という決まりはありませんが、トリミングに関する知識・技術は少なからず求められます。

トリマー資格は、この知識・技能を持つアピールになり、結果的に就職・転職の際に役立つでしょう。

給料の良い人気のペットサロンで働くためにも、今から資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

こちらでは、トリミング関連の資格取得を目指す方法についていくつかご紹介します。

専門学校で資格取得を目指す

トリマー養成コースのある専門学校だと、トリミングに必要な知識・技能を実習を通して学ぶことができます。

専門学校に通うと、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)の民間資格「公認トリマー」の取得を目指せます。

公認トリマーはC級・B級・A級・師範の5つのレベルに分けられており、トリマーの間で認知度の高い資格です。

また、JKCに認定された専門学校で課程のカリキュラムを修了すると、試験を受けずにC級の資格認定を受けることができます。

⇒一般社団法人ジャパンケネルクラブの公式サイトはこちら

通信講座で資格取得を目指す

「専門学校は費用が高い」「通える範囲に専門学校が無い」「生活が忙しくて通学できない」
このような理由から、専門学校に通えない方には通信講座の受講がおすすめです。

通信講座は、テキストや動画講義を使った勉強なので、在宅でトリマーの知識・技術を身に付けることができます。

通信講座の中には、受講修了の証明として資格認定される講座もあります。

ただし、専門学校のように実習など経験を積める場面が無いため、講習会やしつけ教室に参加するなど、技能面の勉強を別途する必要があるかもしれません。

トリマーの給料・年収はいくら?|まとめ

トリマーの給料・年収はいくら?|まとめ

  • トリマーの平均給料は安め
  • 努力次第で給料アップを狙える
  • 独立・開業も視野に入れる
  • 資格があると就職・転職が有利に進むかも

こちらの記事では、トリマーの給料・年収についてご紹介しました。

トリマーの給料・年収は、日本の平均年収と比較すると安めということが分かりました。

トリマーは、トリミング技術を磨くことで給料アップを目指せるため、職人気質に技術を探求すると良いでしょう。

また独立・開業を視野に入れながら活動することも可能なので、やる気次第で大幅な給料アップも目指せます。

トリマーの活動に資格は必要ありませんが、自分の希望するサロンに就職するためにも取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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