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秘書検定とは?試験内容・日程、受験するメリットについて解説

更新日:2024-04-22

秘書検定とは?試験内容・日程、受験するメリットについて解説

秘書検定は、秘書を目指す人だけではなく社会人として必要なビジネスマナーを習得するために目指す方もたくさんいます。

資格を取得すればビジネスマナーの知識があることの証明になったり、就活の面接試験の対策になったりするなどさまざまなメリットがあります。

しかし実際、「秘書検定ってどんな試験なの?」「検定はいつ行われるの?」と気になる方もいるはずです。

そこで今回は、秘書検定についての試験内容や日程について詳しくご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

高校生でも取れる!?秘書検定3級・2級・1級の概要や難易度についてご紹介

秘書検定とは?

秘書検定とはいったいどういった資格なのでしょうか。

秘書検定とは、正式には「秘書技能検定」と言います。

一般的に常識と言われるビジネスマナーや、秘書として必要な知識やスキルを持ち合わせているかを証明する資格と言えます。

また、試験内容の中には相手に好印象を与える対応、文面にするにはどのようなことが必要か学ぶ事ができます。

ただ、ほとんどは常識と言われることでもあるため、2級、3級の問題は比較的簡単に取得できるでしょう。

2024年秘書検定の日程・試験日最新情報!試験内容や申込内容を解説

秘書検定の合格率

秘書検定は3級~1級まであり、合格率は階級が上がるごとに低くなります。

そこでここでは、秘書検定の合格率についてそれぞれ解説します。

秘書検定3級

秘書検定3級ではおもに一般常識や基本的なビジネスマナーについて問われ、合格率はおおよそ70%程度です。

3級の受験者は高校生が最も多く、専門学生と大学生も含めた学生の受験者が全体の8割以上を占めるといわれています。

他の級に比べて合格率は高めですが、間違いやすい問題が多いので万全の対策が必要となります。

秘書検定2級

秘書検定2級は電話対応や接客など、3級よりも実戦的なスキルを問われるもので、合格率はおおよそ55%~60%程度です。

3級に比べ、2級の受験者数は多くなるといわれており、おもに大学生が中心である傾向にあります。

大学生の受験者数が多い理由としては、就職活動に備えて受験する人が多いからだと考えられています。

秘書検定準1級

秘書検定準1級は中堅秘書として必要な能力が問われ、臨機応変な対応力などが求められます。

秘書検定準1級になると合格率はおおよそ40%となり、受験者数は一気に少なくなる傾向にあります。

また、準1級からは試験内容が一次試験と二次試験に分かれ、一次試験合格者のみが二次試験に進められる特徴があります。

秘書検定1級

秘書検定1級は上級秘書としての能力が問われ、現役の秘書だけではなくさらなるスキルアップを目指す社会人も受験しています。

秘書検定1級は最も難易度が高いことから受験者数はさらに少なくなり、合格率もおおよそ26%程度とさらに低くなります。

一次試験の合格率は25.7%程度、二次試験の面接の難易度が準1級より高いことが、1級の合格率をより低くしているといわれています。

秘書検定1級・2級・3級受かるには?難易度・仕事内容・合格率・給料相場

級別!秘書検定の難易度

ここでは、秘書検定の級別の難易度についてそれぞれご紹介します。

秘書検定3級

秘書検定3級は社会人として必要な基本的な知識やスキルを問う内容であり、難易度はそこまで高くありません。

試験では、秘書の基本業務や社会人として求められるマナーに関する知識が問われる傾向にあります。

具体的には、上司の効率的な仕事の進め方や、基本的な会議文書の作成、スケジュール管理、事務用品に関する知識などがテストされます。

試験形式は約9割がマークシートの筆記試験で構成されていますので、テキストなどを使ってしっかりと勉強すれば学生でも合格することも充分可能です。

秘書検定2級

秘書検定2級は社会人に求められる基本的な常識やマナーに加えて、やや高度な内容が問われることから3級より少し複雑な場面設定になります。

3級の内容に加えて、接客用語の正しい使用や短い報告や説明の能力、社内外の文書作成能力などがテストされる傾向にあります。

上司が仕事をしやすい環境を整えるだけでなく、身の回りの世話やサポートを行う際の優先順位を判断する能力も必要です。

2級は社会人としての基礎知識を身につけるため、就職活動に役立つことから、おもに大学生の受験者が多くなっています。

秘書検定準1級

秘書検定準1級の試験内容は、一次試験と二次試験に分かれているのが特徴です。

一次試験は筆記試験で、この試験に合格した受験者のみが二次試験の面接に進むことができることから2級とは難易度が異なります。

面接は3人1組のロールプレイング形式で行われ、挨拶、報告、状況対応という3つの課題をその場でこなさなければなりません。

秘書検定準1級に合格するためには、専門的な知識を身につけるだけでなく、人柄やコミュニケーション能力、場にふさわしい話し方や動作、態度などの練習も欠かせません。

実際一般秘書としての対応力や判断力が求められるため、学生だけでなく会社員や現役の秘書も多くが受験しています。

秘書検定1級

秘書検定1級もまた準1級と同様、一次試験と二次試験に分かれています。

一次試験は全問記述式で上級秘書を想定しているため、さらに専門的かつ高度な知識と技能が求められるのでかなり高レベルの技術が求められます。

筆記試験では、先を読んで上司をサポートするための多面的な思考力が必要です。

面接は2人1組のロールプレイングで行われ、報告・応対に関する質疑応答の内容だけでなく、余裕と自信のある態度も求められます。

1級は上級の秘書の能力を問われるため、知識と技能の両面でしっかりと対策する必要があります。

おもに現役の秘書や社会人が日ごろの仕事の仕方を振り返るために受験することが多いといわれています。

秘書検定試験の面接と筆記のコツと対策を具体的に紹介!

秘書検定の試験内容

秘書検定では、各級共に下記の内容がレベル別に出題されます。

回答方法はマークシート方式と記述式の混載です。1級のみ全て記述式です。

  • 必要とされる資質
  • 職務知識
  • 一般知識
  • マナー・接遇
  • 技能

準1級、1級は筆記試験とは別の日程でロールプレイングの面接があります。

参考:秘書技能検定審査基準

2024年の秘書検定の日程

2024年の秘書検定の日程については以下の通りとなります。

回数 検定日 出願期間
第133回 2024年 2024年4月5日(金)
6月16日(日) 〜5月14日(火)
第134回 2024年 2024年9月4日(水)
11月17日(日) 〜10月15日(火)
第135回 2025年 2024年12月9日(月)
2月9日(日) 〜2025年1月14日(火)

なお、第135回は2級・3級のみの実施となっており、準1級・1級は2024年だと6月もしくは11月のどちらかで受験する必要があります。

参照:ビジネス系検定

秘書検定の合格発表

合格発表は郵送で行われます。

2級、3級は、おおよそ試験日から約2週間後に発送されます。

1級については面接がありますが、面接予定日の1週間前までに筆記試験の合否が送付されます。

面接の合格発表は、約1か月後に発送されます。

合格した人には、合格証が同封されています。「合格証明書」が必要な方は、合格発表後申請可能です。

秘書検定の資格取得するメリット

秘書検定を資格取得するメリットには以下のものが挙げられます。

社会人としての基本的なマナーを習得できる

秘書検定は敬語や身だしなみ、一般常識などを問う試験であり、社会人としてのマナーや業務遂行能力を証明するものとして役立ちます。

資格を取得することで、入社後の業務へのスムーズな取り組みや、就職活動や転職活動時でも履歴書に書けるのでアピールになり明日。

また、社会人としてのマナーが備わっていれば、面接においても自信を持って挑むことができるでしょう。

協調性や対応力が身につく

秘書検定では、秘書や社会人としての常識やマナーだけでなく、上司のサポートや組織内での効率的な仕事の能力も身につきます。

協調性や機転を利かせる能力は、好印象を与えるだけでなく、社内外での人間関係構築にも役立つでしょう。

将来秘書として活躍したい人だけではなく、一般企業で働いている人でも秘書検定で身に着けた知識は活かせるのです。

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秘書の仕事内容とは

秘書の仕事は、担当する上司個人が仕事をスムーズに遂行できるようにサポートすることです。

基本的には事務仕事と言われますが、スケジュール管理・日程調整を行ったり、メールの返信や電話応対、会議資料の作成や出張の手配などを行うことが求められています。

仕事を決めるのは担当する上司となるため、秘書の仕事の内容や幅はその上司により大きく異なるとも言えるでしょう。

秘書検定で就職の際にアピールできるのは2級から

秘書検定は3級から履歴書に記載することができますが、就職の際に有利に働くのは2級からとされています。

さらに、準1級を取得すればさらに有利になると言われています。

なぜなら準1級からは試験内容に面接が加わるため、知識を身につけているだけでなく、それを実践できることの証明にもなるからです。

また、準1級からの試験は難易度が一段と高くなり合格率も低いため、会社からの評価も高くなるでしょう。

もしはじめて秘書検定を受ける場合や就職や転職のために秘書検定を取得したいのであれば、2級から目指してみるといいでしょう。

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まずは秘書検定3級を目指すのがおすすめ!

秘書検定は、秘書になるために必須の資格ではありませんでした。

しかし、会社の重役と共に日々仕事を共にし、取引先にも失礼がないようなしっかりとしたビジネスマナーを習得できるため、社会人としてとっておきたい資格でもあることが分かりました。

特にこれから社会に出る学生の方々にはお勧めしたい資格です。

もし就職や転職で活かしたいのであれば、2級以上だと有利になると考えられています。

興味がある方は、空いている日程を有効活用し自分のペースで学習できる通信教育を試してみてはいかがでしょうか。

この資格を持っている事で新社会人となったときに、同期より一歩差を付ける事ができますよ。